(※各画像をクリックすると拡大画像が表示されます)

実艦(?)について

双胴巡洋艦水瀬は双胴試験艦として計画された艦である。

当初は新造を予定していたが軍部があまりにも不明瞭な箇所の多い設計図を見て許可せず、

旧式化している5500t軽巡を二隻使用するということで、一応の決定が成された。

徴用使用された艦は長良・名取であった。

ちなみに何故天龍・龍田を使用しなかったのかは艦艇史に残る大きな謎である。

1942年に大改装が完了し、内地でゆるゆると双胴船体の試験が行われていたが、

ミッドウェー敗戦の折、航空戦力増強の一環として水瀬も航空巡洋艦としての改装が行われた。

しかし試験中に、接合部等の強度不足が当然の如く露呈しており、

結局実戦に参加すること無く、内地で終戦を迎えた。

この後広い甲板を利用し、復員作業に活躍。

双胴故に安定性が良く、揺れが少ない水瀬は乗組員に評判であった。

しかし1946年9月 水瀬は波浪に突入。異常なほどの安定を見せつけ乗組員達が安心していたのも束の間、

轟音を立て、構造物の付近から船体が縦に切断。

二つにわかれ、バランスの崩れた左右それぞれの船体はそのまま轟沈した。

内地での試験に参加していた者によると、波浪に突入した場合確実に大破するということは事前に判明していたという。

しかしよくある責任のなすりつけによりうやむやにされたらしい。


※当然架空な話です。

製作雑記

1/700 (架空艦)双胴航空軽巡洋艦  水瀬  使用キット:フジミ/長良型×2

(※長文注意)


水凪:「こんばんちわ。
復活した狂気双胴艦でゴザイマス。」

咲葉:「復活って・・・・・何だか前にもあったような・・・。」

水凪:「これこれ












↑リメイク前の水瀬。





咲葉:「何かミエル〜!



水凪:「というわけで今回この古い水瀬が、朽ち果ててるのを見て直し兼リメイクをしたということになる。


咲葉:「まぁ・・・・・・これを見た限りリメイク前は突っ込む気さえ無くなるほど酷いですね

水凪:「あと煙突の配置or武装の数、その配置。とりあえず自覚はしていたw 」

咲葉:「煙突が中央部と左右両方にもあるんですね・・・。」

水凪:「このような闇歴史があるにも関わらず、『まぁこんな艦もあるんじゃない?』なように見える艦を無謀にも目指してみた。」

咲葉:「まぁ火葬艦前提ですから良いじゃないですか。多分。」

水凪:「ホント身も蓋も無いな・・・。」

咲葉:「とりあえず製作内容に入りましょう。」

水凪:「本当は艦橋をリメイク前と違うものにしたかったんだが・・・・ジャンクに丁度良いのが無かったのでそのまま青葉の物に・・・。」

咲葉:「でも何だか今回は逆に艦橋は小さくないですか?」

水凪:「艦舷を高くしたからそう見えるのだが、一番右下の画像を見れば5500tと高さは同じだとわかると思う。」

咲葉:「ええと、横に並んでる軽巡は5500tですよね?」
   
水凪:「旧水瀬より更に昔に作ったフジミの名取だ。つまり今回の材料w」

咲葉:「((;゚Д゚)ガクガクブルブル

水凪:「上甲板を新しくスクラッチしてしまった故に、全く別物になっている(汗」

咲葉:「根本的に高さが違いますね・・・。」

水凪:「ちなみに製作途中の写真はこちら。解説が簡素だが御了承を(ぉ」

咲葉:「一生懸命これを完成させてもストック減りませんもんね。

水凪:「・・・(´・ω・`)ショボーン」

咲葉:「しかし搭載機が何だか変ですね。ひょっとして二式水戦晴嵐居ませんか?」

水凪:「今回はお遊びなので。WLリニューアルパーツから全種類登場願った。まぁ輸送中なら一応辻褄は合う筈。」

咲葉:「火葬史実だと外海に出てないんですけどね。」

水凪:「まぁ雰囲気で(ぇー」

咲葉:「んー、あと全体的にかなり汚いような気がしますが?」

水凪:「試験的に強烈なウェザリングを行ってみた。結構汚い。てかやっぱり過ぎ。」

咲葉:「艦載機が浮いてますね。艦載機、ちゃんとウェザリングしたんですか?」

水凪:「最後に艦載機塗ってたら恐ろしくモチベーション落ちたので、まず塗装自体が(´・ω・`)ショボーン」 

咲葉:「日の丸とかが歪なんですが・・・これは?」

水凪:「デカール使う体力的にも精神的にも余裕が無かったので、全て筆塗りによる仕様だ。」

咲葉:「搭載機捨ててますね。」

水凪:「所詮オマケなのだよ

咲葉:「まさに身も蓋も無いですね・・・。それで、結局この双胴艦使えたのでしょうか?

水凪:「昔は鋼鉄の咆哮に騙されて双胴=機動性能抜群だと思ってしまっていたが、

     同じ全長の場合、旋回半径は単胴艦の二倍らしい。

咲葉:「全然小回り効かないんですね〜。」

水凪:「片側の機関をいきなり後進にできれば話は別だろうが・・・。」

咲葉:「そんなことしていたら普通に機関壊れます。」

水凪:「外傾斜運動が起きないため(艦が旋回時外側に傾くこと)大回りになると思うんだが、安定であるが故なので仕方ない・・・。」

咲葉:「傾かずに曲がるんですか・・・。」

水凪:「かなり光景としては不自然に見えるんだろうな・・・・。とりあえず一番のメリットは安定性で、縦揺れなどが大変抑えられる所・・・・。」

咲葉:「つまり乗り語心地が良い訳ですね。最近フェリー等の客船などに見られる理由はそれですか。。」

水凪:「人を運ぶならやはり揺れないほうが一番。あと他のメリットとしては、極端に左右の船体を細くでき、抵抗を少なくできるため速度も出し易い。

     最近の船は軽く40ノット出るとのこと。」

咲葉:「40ノット・・・・・・・・凄まじい速さですね。」

水凪:「この特性を考えるなら、一撃離脱の魚雷艇が一番軍艦で向いているのかも。しかし現代はミサイルが主流で・・・orz」

咲葉:「大戦時の双胴魚雷艇とか面白そうですけどね。」

水凪:「どうしても強度が稼げないと思うんだよな〜接合部の。」

咲葉:「(´・ω・`)ショボーン」

水凪:「まぁとりあえず非常に荒唐無稽な艦ですが形だけでも気に入って頂ければ幸いです。

咲葉:「昔の時もそう言ってませんでしたか・・・・。」







← 一覧に戻る



inserted by FC2 system